運転席と助手席はは左右対称のデュアルコックピットタイプ。中央にディスプレイは配置されておらず、運転席と助手席にデジタルディスプレイを搭載している。フェラーリ ローマ同様にアナログのスピードメーターはなく、フルデジタルになっている。ステアリングのスイッチ類はマネッティーノスイッチとウインカーを除いてほとんどがタッチ式になっている。中央にはエアコンやシートヒーターの操作スイッチが配置され、エンジン始動と同時に操作ダイヤルがニョキっと出てくる仕掛けである(ランドローバーやジャガーで採用されているダイヤル式シフトと同じ様な感じ)。助手席のインフォメンとディスプレイではオーディオ等の各種操作を行うことができる。
後部座席は前席同様にセミバケット式シートが備えつかられており、コーナリング時に後部座席の乗客の体が左右に揺さぶられない様になっている。この辺りも、単なるSUVではなくスポーツカーであることを意識してのことだろう。
ルーフはカーボン製ルーフ、またはオプションで全面ガラスのエレクトロクロミックガラスサンルーフとなっている。エレクトロクロミックガラスサンルーフは、電圧でサンルーフの色を変えることができる特殊なガラスでできている。また、プロサングエにはブルメスター製のスピーカーが採用されており、V12サウンドだけでなく高音質で音楽も楽しむことができる(ブルメスターはベンツやマイバッハなどで採用されている高級カーオーディオ)。
ラゲッジスペースは473L。SUVとしては決して大容量というわけではないが、フェラーリ史上最大の容量であり、大概の荷物は積むことができる。また、後席を倒せばゴルフバッグのような長物も余裕で積むことができる。
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