当たり前ですが、日本と海外とでは文化の違いがあります。日本は保守的で、欧州や米州は挑戦的であるという傾向があります。これはモノづくりに対する考え方や姿勢にも影響しています。ヨーロッパのメーカーは革新的な技術を開発してから市場に投入するまでの期間が非常に短く、新しいものをいち早く世に出すことに慣れています。日本のメーカーが革新的な技術を開発するスキルがないということはありませんが、日本のメーカーは信頼性が保障されるまで市場に投入しなかったり、既存の技術を磨き上げることを好む傾向にあるので、革新的な技術を搭載した製品を市場に投入するまでに時間がかかってしまうのです。
ベンツやBMW、アウディなどのヨーロッパのメーカーの新車は魅力的で目新しい技術がたくさん使われていますが、こういった技術は市場に投入されてから改良を重ね信頼性を高めていくのです。一方で日本車は製造やテストの段階で信頼性確保した後に市場に投入します。この点が外車と日本車の壊れにくさの違いを生み出していると言えるでしょう。
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