【Audi】A4セダン(B8)(2008年~2015年式)を買おう【中古車選び】

Audi A4 セダン (B8) とは?

Audi A4は1972年に登場したAudi80を前身にするミドルサイズセダン。2008年に8代目となるAudi A4(B8)が発売されました。1.8L直列4気筒ターボエンジンにCVTを搭載したFF(前輪駆動)モデル「1.8TFSI」と3.2L V6自然吸気エンジンに6速ティップトロニックを搭載した4WDモデル「3.2TFSI」の2グレードから構成され、前者は160馬力、後者は265馬力のパワーを発揮します。車格は全長×全幅×全高=4705×1825×1440mmとワイドボディに加え、地デジ対応のMMIやアウディミュージックインターフェースを標準装備し、高級オーディオ「Bang&Oulfsen」のスピーカをオプション装備するなどの豪華インテリアを兼ね備えています。2009年になり上位グレードの3.2L V6モデルはAudi S4に名前を変え、新たに2.0L直列4気筒ターボエンジンに7速Sトロニックを搭載した4WDモデル(211馬力)「2.0TFSI」が登場しました。2012年にはマイナーチェンジを実施。ヘッドライト下部は波形状になり、LEDポジショニングライトを装備したキセノンプラステクノロジーライトを標準装備。インテリアでは、リフレックスペイントのデコラティブパネルなど高品質なパーツの数々を採用し、全車にマルチファンクションスイッチ付の本革巻きステアリングホイールを装備するなどの進化をみせました。また、従来のFFモデル「1.8TFSI」は排気量と馬力をアップさせ「2.0TFSI」(180馬力)と名前を変え、従来の4WDモデル「2.0TFSI」はスペック据え置きで「2.0TFSIクワトロ」に名前を変えて登場しました。

2016年に9代目A4(B9)が発売され、8代目A4(B8)も中古市場に100万円台で並ぶようになってきました。本記事ではAudi A4(B8)の購入をご検討されている方に向けて、”Audi A4 (B8) の特徴”、”おすすめのグレード”、”維持費や故障”についてご紹介していきたいと思います。

Audi A4 (B8) の特徴
スペック紹介

Audi A4は2008年~2011年に発売された前期型モデルと2012年~2016年に発売された後期型モデルとでスペックが異なります。スペックは下の表の通りです。

 
<前期型モデル(2008年~2011年)>
グレード 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式 燃費 新車価格
1.8TFSI 1,798cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 160PS/25.5kg・m CVT FF 13.4km/L 約440万円
2.0TFSI 1,984cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 211PS/35.7kg・m 7速AT 4WD 12.6km/L 約520万円
3.2TFSI 3,196cc V型6気筒DOHC自然吸気 265PS/33.7kg・m 6速AT 4WD 10.4km/L 約650万円
 
<後期モデル(2012年~2016年)>
グレード 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式 燃費 新車価格
2.0 TFSI 1,984cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 180PS/32.6kg・m CVT FF 13.6km/L 約450万円
2.0 TFSI クワトロ 1,984cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 211PS/35.7kg・m 7速AT 4WD 13.6km/L 約530万円

2008年~2011年発売モデル(前期型)は、「1.8 TFSI」、「2.0 TFSI」、「3.2 TFSI」の3種類。ベースグレードの「1.8 TFSI」は1.8L 直列4気筒ターボエンジンにCVT(無段変速機)を搭載し馬力は160馬力。小回りの利くFF(前輪駆動)なのでシティーユースをターゲットにしたモデルです。「2.0 TFSI」は1.8 TFSIと同じエンジンを搭載していますが馬力は211馬力。7速Sトロニックとアウディの代名詞である四駆システム(クワトロシステム)を搭載したモデルです。「3.2 TFSI」は3.2L V6自然吸気エンジンに6速ATを搭載した上級グレードで、265馬力のパワーを発揮します(クワトロシステム搭載)。「3.2 TFSI」は後期型から「Audi S4」として発売され、中古市場にはあまり出回っていないグレードです。

2012年になりマイナーチェンジを実施。前期型のFFモデル「1.8 TFSI」は排気量を2000㏄にアップし、最高出力も20馬力増の180馬力。グレード名もエンジンの排気量に合わせた「2.0 TFSI」に改名。そして、前期型の4WDモデル「2.0 TFSI」はエンジンスペック据え置きでグレード名を「2.0 TFSI クワトロ」に改名して登場しました。

エクステリア(外見)

大きさは全長×全幅×全高=4705×1825×1440mm。先代よりも全長120㎜、全幅55㎜、全高10㎜それぞれ拡大しています。車幅が広く、全高が低いスタイリングはライバル車であるBMW 3シリーズやベンツ Cクラスよりもスタイリッシュな印象を受けます。アウディの象徴である大きめなシングルグリルと直線を強調したデザインのヘッドライトを兼ね備え、上位モデルであるA5にかなり近い見た目になっています。ヘッドライトはバイキセノンにLEDポジションランプを搭載(2009年~)。「1.8 TFSI」と「2.0 TFSI」の見た目はほぼ同じで、16インチアルミホイールに片サイドの二本出しマフラーを装備。オプションのS-Lineパッケージを選択すると専用デザインのリア・フロントバンパーに17インチアルミホイールが装備され、よりスポーティに仕上がったエクステリアになります。「3.2 TFSI」は18インチアルミホイールに両サイドの二本出しマフラーを装備。こちらにもS-lineパッケージが用意されています。

後期型になりフロントグリルとライト形状を一新。グリルは上二つの角が切り落とされ、ヘッドライトは下部が波状になり、ヘッドライトに内蔵されたLEDのポジショニングランプもメインビームを囲む形に変更され前期型に比べ目立つデザインに。前期型に比べ先進的でメカメカしさを感じるデザインになりました。テールランプもLED化されています。

前期型と後期型ではどう違う??
①外見(エクステリア)

前期型と後期型の外見上の主な違いはライトとフロントグリル形状です。前期型は直線が強調された角々しいデザインでしたが、後期型ではヘッドライト下部が波状になりやや垂れ目にも見えるようなデザインになりました。また、ヘッドライトに内蔵されたLEDのポジショニングランプもメインビームを囲むような形に変更されました。
ど真ん中に装備されたフロントグリルも上部2つの角が切り落とされ、より立体感を感じられる形状になりました。
フロントマスクは前期型に比べ、シャープさとメカメカしさが増した、より先進的な顔になりました。

続いてリアです。リアもライト形状が変化。テールランプは少しだけ横長になり、内蔵されたリアコンビネーションランプは全面LED化されました。

②内装(インテリア)

インテリアに関してはエクステリア程の目立ったアップデートはありません。基本的なデザインは同じですが、センターコンソールのパネルはグレア調になり、立体的になったシフトノブは反面がメッキ加工され全体的に高い質感に仕上がっています。また、全モデルにマルチファンクションスイッチ付き本革ステアリングが装備され、各種コントロールスイッチ形状も若干の変更が加えられるなど、利便性も向上しています。前期型ではオプション装備であったフロントシートヒータも後期型からは全グレード標準装備。

③走行性能・安全装備

前期型の「1.8 TFSI」は1.8Lエンジンから2.0Lエンジンになり、馬力も20馬力向上。後期型は全モデルにアイドリングストップ機能である「スタートストップシステム」を搭載。また、エンジンやステアリング特性、サスペンションの硬さなどをドライバーの好みによって選択できる「アウディドライブセレクト」(オプション装備)には、従来の「コンフォート」「オート」「ダイナミック」に加えて、パワートレインやエアコンをより少ない燃料で作動させる「エフィシェンシー」のモードが加えられた。これにより、燃費も前期型に比べ約20%アップしています。前期型ではオプション装備であったリアビューカメラ付きのパーキングアシスト機能「アウディパーキングアシスト」を後期型から全グレード標準装備。
また、安全支援システムに関しては、バックミラーに取り付けられた小型カメラによって車線を認識し、車線を逸脱するとステアリング操作の自動でサポートする「アウディアクティブレーンアシスト」が全車に標準装備されています。

インテリア(内装)

内装はアウディらしくシックでスポーティな印象。ナビ画面を含むセンターコンソールはドライバーの方に向けられ、ドライバーにとって非常に操作のしやすいものとなっています。MMI(オーディオ・ナビ関連)の操作スイッチはシフトノブの手前に配置され、ダイヤルとスイッチによる直感的な操作が可能になっています。エアコンは左右独立式エアコンが標準装備。オーディオ関連は、オプションでデンマーク製の高級スピーカー「Bang&Oulfsen」が選択可能(音質はスピーカー界トップクラス)。ステアリング形状は「1.8TFSI」と後期型「2.0 TFSI」はマルチファンクションスイッチ搭載の4本スポークステアリング(パドルシフトなし)。後期型「2.0 TFSI クワトロ」ではパドルシフト付きの3本スポークステアリング。S-lineパッケージを選択するとS-lineのロゴがあしらわれたパドルシフト付きスポーツステアリングになり、素材にはパンチングレザーが用いらます。シフトノブは後期型になり手になじみやすい形状に変更。

シート形状はノーマルとスポーツの2種類で、スポーツシートはオプションのS-lineパッケージ選択車に装備されます。シート素材は標準がファブリック、オプションでレザーを選択可能。電動パワーシートは全車に標準装備され、前期型ではオプションであったシートヒーターも後期型から全車標準装備されています。

後部座席については、先代に比べホイールベースが118㎜、全幅が58㎜拡大されたことで居住性は格段に向上しました。ライバル車のベンツCクラスやBMW 3シリーズと比較すると、足元には結構な余裕を感じられ、ゆったりとシートに身をゆだねることができます。大人2人、子供3人であれば長距離の移動であっても疲れることはないでしょう。

トランクスペースは後部座席を倒さない状態で480L。後部座席を倒してトランクスルーにした場合は1430Lの容量になります。幅はありませんが奥行きがかなりあり、このクラスの車にしては十分な容量です。トランクのサイドにはネット付きのスペースが確保されているので、小物もトランク内で暴れることなく収納することができます。

乗り心地・走行性能

BMW 3シリーズ、ベンツ Cクラス、Lexus ISなどの競合するライバル車に比べて車格が大きいにも関わらず、アルミ等の軽量素材を数多く用いることで車重1450kgという軽量化を実現しています。軽量化されたことで先代からの燃費性能の向上はもとより、走行性能も確実に向上しています。

FFモデルである前期型「1.8 TFSI」は160馬力・25.5㎏m、後期型「2.0 TFSI 」は180馬力・32.6kgmのパワーを発揮し、4WDモデルである前期型「2.0 TFSI」は180馬力・32.6kgm、後期型「2.0 TFSI クワトロ」は211馬力・35.7kgmを発揮します。それぞれのモデルで馬力差はあるものの、どのエンジンも1500rpmの低回転から最大トルクをはじき出せるので、低速から非常に力強い余裕のある走りを体感することできます。

トランスミッションの違いによる性能差は少しあり、CVT(無段変速機)搭載の前期型「1.8 TFSI」と後期型「2.0 TFSI」はアクセルのレスポンスに若干のラグを感じます。一方で、7速Sトロニック搭載の前期型「2.0 TFSI」と後期型「2.0 TFSI クワトロ」は速度に応じて瞬時に適切なギアが割り当てられ、滑らかで静かな加速を実現しています。また、S-lineパッケージ搭載車にはステアリング後ろにパドルシフトが付いており、手動でギアのアップダウンを行うことでトランスミッションは素早く反応し、ドライビングをより一層楽しむことができます(パドルシフトがなくてもシフトノブで手動操作を行うことができます)。

ブレーキ性能はどのモデルも優秀。車体が軽量化したこともあり先代からのブレーキ性能は向上しています。

ステアリング性能は駆動方式による違いが顕著に出ます。低速域での取り回しの良さはFF(前輪駆動)モデルに軍配があがります。駆動輪を操舵させることによって小回りが利き、Uターンでもグイっと曲がることが可能です。一方で高速域でのステアリング性能はクワトロ(4WD)モデルの方が安定感があります。高速域での急カーブであっても4輪でしっかり地面を捉え、ふらつくことなく曲がっていきます。

高速域ではボディ剛性も相まって高い静粛性を実現していますが、余力のある走りを感じられるのは後期型の「2.0 TFSI クワトロ」。
乗り味としては硬さはあまり感じませんが、スイッチ一つで走行スタイルに応じたエンジン・サスペンション・ステアリング特性を変えることができる「アウディドライブセレクト」(オプション)を搭載していれば、スポーツ走行時に足回りを硬くすることも可能です。

実用性を考えれば、どのモデルを選んでも不満には感じませんが、ワインディングロードなどでスポーティな走行を楽しみたいという方は、スポーティに仕上げられた「2.0 TFSI クワトロ」をお勧めします。

安全性

ユーロNCAP評価を見てましょう。ユーロNCAPとはヨーロッパで実施されている自動車安全テストで、乗員保護、歩行者保護、チャイルドプロテクション、安全支援機能の4種の観点からテストを行い、その結果をもとに得点が付けられます。
Audi A4(B8)は乗車保護が93点、チャイルドプロテクションが84点、歩行者保護が39点、安全支援機能が71点で総合評価が星5つの満点でした。

衝突時の安全性に関しては問題ないでしょう。
安全装備に関しては、デュアルフロントエアバッグ、フロントサイドエアバッグ、カーテンエアバッグ(全席)、リアIsoFix、ABS、トラクションコントロール、横滑り防止装置等が基本的なものは標準装備されています。
安全支援システムに関しては後期型から、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線逸脱警告システム(レーン・ディパーチャー・ウォーニング)、事故発生時に、車両の通信機能を介して救急・消防機関の早急な手配を行ってくれる「BMWコネクテッド・ドライブ・スタンダード」を118iを除く全グレードに標準装備(118iはオプション)。

Audi A4 の維持費は??
基本維持費(固定維持費)
        
名目 金額(年間維持費) 金額(月間維持費) 内訳
自動車税 30,500円 (118i)
36,000円(116i, 118d, 120i)
50,000円(M135i, M140i)
2,542円 (118i)
3,000円(116i, 118d, 120i)
4,167円(M135i, M140i)
118i:1,498cc
116i, 120i (前期):1,598cc
118d, 120i (後期):1,998cc
M135i, M140i:2,997cc
自動車重量税 16,400円 2,750円 車重1.5t超~2.0t以下 2年間で32,800円
自賠責保険 15,520円 1,300円 24ヵ月契約で31,040円
印紙 1,800円 150円
車検基本料 25,000円 2,100円 2年に一度で50,000円
車検基本点検料+24ヶ月点検+代行手数料
※依頼する業者によって異なります。
合計 89,220円 (118i)
94,720円(116i, 118d, 120i)
108,720円(M135i, M140i)
7,435円 (118i)      
8,900円(116i, 118d, 120i)
9,060円(M135i, M140i)

上の表はAudi A4(B8)の基本維持費になります。基本維持費とは税金や車検代などその車を所有する以上絶対に支払わなくてはいけない費用のことです。自動車税は二年に一回(原則一括払いだが場合によっては分割も可)で5月までに支払います。また、車検も二年に一回車検代として重量税+自賠責保険+印紙代+車検基本料を支払います(車検代も分割払い可能)。車検にかかる費用の内法定費用(重量税、自賠責保険、印紙代)はどこに車検を頼んでも変わりませんが、車検基本料は車検をお願いする業者によって大きく異なってくるので気をつけましょう(正規ディーラーに頼むとかなり高額です)。
基本維持費は年間換算にすると118iで89,220円、116i・118d・120iで94,720円、M135i・M140iで108,720円です。

また、注意して欲しいのが、上の表の金額は基本維持費の最低金額であって車検時の点検で何か不備が見つかって部品交換をすることになると、追加で交換部品代(整備料金)を支払わなくてはいけません。何も異常がなければ交換部品なしで0円ですが、エンジンオイルやブレーキフルード、オイルフィルター、ブレーキパッドなどの消耗品の交換は必要になってくるので経験上50,000円くらいは交換部品代で車検代に上乗せされます。

変動維持費(※一例です)
 
名目 金額(年間維持費) 金額(月間維持費) 内訳
駐車場代 180,000円 15,000円 月額15,000円×12ヵ月で計算
任意保険 67,000円 5,600円 ・対人対物補償:無制限
・人身損害保険:5000万円
・車両保険:なし
・運転者:本人限定(26歳以上)
・等級:6等級(新規)
・ゴールド免許
ガソリン代 47,100円 3,900円 ・年間走行距離:5000km
・ガソリン代:約160円/L
・燃費:約17km/L
自動車ローン 271,800円 22,650円 ・支払総額:1,700,000円 (1シリーズ中古平均価格)
・頭金:500,000円
・借入金額:1,200,000円
・ボーナス返済額:なし
・年利:5%
・借入期間:5年(60回払い)
合計 565,900円 47,160円

続いてAudi A4(B8)の変動維持費です。変動維持費とは駐車場代や保険料など車を所有する人の環境や乗り方によって変化する維持費の事です。変動維持費の中で大きな割合を占めるのは駐車代と自動車ローンです。駐車代に関してはピンキリで都内で所有するには15,000円~50,000円で郊外や戸建ての場合0~10,000円といったところでしょう。
自動車ローンに関しては頭金の額やボーナス月の返済額によって月々の支払額が大きく異なってきます。ローンを組まずに一括で購入してしまえばローンは0円ですし、頭金を多く払えばその分月々の返済額は安くなります。上の表は総額170万円の中古の1シリーズ(F20)を頭金に50万円を支払い5年ローン(60回払い)で購入したケースです。
また、任意保険ですが保険会社やプランによって額が異なってきますが、任意保険料の大小を一番大きく左右させるのは”車両保険を付けるか付けないか”です。正直なことを言ってしまうと車両保険は付けるに越したことはありません(新車なら絶対につけます)。しかし、保険は掛け捨て(何も起こらない限り損)であり私の場合はなるべく維持費は安く抑えたいので中古車の場合は(車種によりますが)車両保険を付けないことが多いです。どうしても心配な方はエコノミープランなどの車両保険に加入することをお勧めしま

Audi A4 の故障は??

3代目A3でよくある故障はトランスミッションの故障です。前期型6速DCT(Sトロニック)の故障の頻度はやや高めです。Sトロニックはオートマチックトランスミッションの様に運転できますが、トランスミッションの構造自体はMT同様クラッチを有しており、このクラッチが原因の故障が多く見受けられます。症状としては、そもそもギアに入らない、1速2速で過度なガタつきを感じる、変速時に異音がするなどがあります。トランスミッションの故障は修理費が高額でSトロニックの場合は40万円~程度。A3の中古車を探すときは点検・整備記録に目を通して、クラッチの交換歴があるかを確認しましょう(交換歴がある個体は新しいクラッチが入っているので、故障しにくい)。また、試乗して異音やガタつきがあるかどうかも確認しましょう。後期型になりトランスミッションの信頼性も向上しているので、故障が心配の方は後期型の購入をおすすめします。
トランスミッション以外には大きな故障はあまり聞きません。オイル漏れやエアコン・センサー類の不具合はありますが、A3はフォルクスワーゲンと多くのパーツを共有しており、パーツのタマ数(OEMも含めて)が多くあるのでマイナートラブルの修理はそれほど高額ではありません。
また、ディーラーによっては保証プランなどが用意されているところがあるので、購入時はディーラーに相談しましょう。おすすめは保証付きの認定中古です。

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