【BMW】BMW 1シリーズ(F20)(2011年~2019年式)を買おう【中古車選び】

BMW 1シリーズ (F20) とは?

BMW 1シリーズ(F20)はBMWの新しいエントリークラスとして2004年に登場しました。コンパクトセグメントでは唯一の後輪駆動(FR)レイアウトを採用したコンパクトスポーツカーとして高い人気を誇ってきました。2011年になりフルモデルチェンジした2代目 BMW 1シリーズが発売され、2020年になり3代目が発売されました。ボディ形状は5ドアハッチバック・2ドアクーペ・2ドアカブリオレの3種類から選べます(クーペとカブリオレは2014年から2シリーズとして発売されています)。本記事では5ドアハッチバックについてご紹介いたします。

2019年に3代目1シリーズが発売され、2代目BMW1シリーズも中古市場に100万円台で並ぶようになってきました。本記事では2代目BMW1シリーズの購入をご検討されている方に向けて、”2代目1シリーズの特徴”、”おすすめのグレード”、”維持費や故障”についてご紹介していきたいと思います。

2代目 1シリーズ(F20)の特徴
スペック紹介

2代目1シリーズは2011年~2015年に発売された前期型モデルと2016年~2019年に発売された後期型モデルとでスペックが異なります。スペックは下の表の通りです。

 
<前期型モデル(2011年~2015年)>
グレード 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式 燃費 新車価格
116i 1,598cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 136PS/22.4kg・m 8速AT FR 16.6km/L 約330万円
120i 1,598cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 170PS/25.5kg・m 8速AT FR 16.6km/L 約390万円
M135i 2,979cc DOHC 直列6気筒 ターボチャージャー付 320PS/45.9kg・m 8速スポーツAT FR 12.6km/L 約550万円
 
<後期モデル(2016年~2019年)>
グレード 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式 燃費 新車価格
118i 1,498cc DOHC 直列3気筒 ターボチャージャー付 136PS/22.4kg・m 8速AT FR 18.1km/L 約360万円
118d 1,995cc DOHC 直列4気筒 ディーゼルターボ付 150PS/32.6kg・m 8速AT FR 22.2km/L 約380万円
120i 1,998cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 184PS/27.5kg・m 8速AT FR 15.9km/L 約440万円
M140i 2,997cc DOHC 直列6気筒 ターボチャージャー付 340PS/51.0kg・m 8速スポーツAT FR 13.4km/L 約620万円

2011年~2015年発売モデル(前期型)は、「116i」、「120i」、「M135i」の3種類。ベースグレードの「116i」は1.6L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し馬力は136馬力。「120i」は116iと同じエンジンを搭載していますが馬力は170馬力。「116i」、「120i」それぞれのモデルには「ベースデザイン」のほかに「スポーツ」と「スタイル」の2種類のエクステリア・インテリアデザインが用意され、「スポーツ」はスポーティさを強調したデザイン、「スタイル」はエレガントさを強調したデザイン、と好みのデザインを選ぶことができます。「M135i」は標準モデルとMモデルの中間に位置するモデルで、3.0L 直列6気筒ターボエンジンを搭載し、320馬力ものパワーを誇ります。トランスミッションは全グレード8速ATを採用。

2015年になりマイナーチェンジを実施。2015年~2019年発売モデル前期モデルにディーゼルエンジン搭載グレードを追加した「118i」、「118d」、「120i」、「M140i」の4種類。後期型から新たに追加されたディーゼルエンジン搭載モデル「118d」は2.0L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し150馬力、燃費(JC08モード)は22.2km/Lの低燃費を実現。「118i」・「118d」・「120i」のグレードに関しては、「ベースデザイン」・「スポーツ」・「スタイル」に「Mスポーツ」を加えた4種類のデザインから選択可能になりました。また、2016年になり「M135i」に代わり「M140i」が登場。「M140i」は3.0L 直列6気筒ターボエンジンを搭載し最大出力340馬力を発揮。トランスミッションは全グレード8速ATを採用。

エクステリア(外見)

大きさは全長×全幅×全高=4335×1765×1440mm。先代に比べ全長が95mm、全幅が15mm、全高が40mm拡大されました。前後50:50の重量配分とロングノーズはそのままに、先代に比べひとまわりほど大きくなりました。LEDのヘッドライトは116iを除く全グレード標準装備されていて、BMWの特徴である「イカリング(エンジェルリング)」がくっきりと浮かび上がります。リアのコンビネーションランプにもLEDが内蔵され、L字型に光ります。
前期型の116iと120iは「ノーマル」、「スポーツ」、「スタイル」の3種類のデザインラインから選べます。この3つの外見上の違いはグリル・ミラーで、「ノーマル」はブラックのグリルとボディーカラー同色のミラー、「スポーツ」はブラックのワイドグリル(グリルの目が粗い)とブラックのミラー、「スタイル」はホワイトのグリルとホワイトのミラーが装備されます。
M135iは標準モデルとMモデルの中間に位置するモデルですが、そのエクステリアにはMモデルに匹敵するドレスアップがなされています。フロントバンパーは大きなエアインテーク(空気の取り込み口)を持ったバンパーが取り付けられ、サイドとリアのスカートもM135i専用のスポーツ仕様にデザインされたものが付けられています。マフラーはブラッククロームに仕上げられた左右2本出しのエキゾーストを搭載。ホイールもダブルスポークの18インチアルミホイールを標準装備し、Mモデルを強く意識させるデザインとなっています。

後期型になりフロントグリルとライト形状を一新。前期型では垂れ目だったヘッドライトも後期になりやや吊り目形状に変化。リアのコンビネーションランプも従来の縦長形状から横長形状へと変更され、L字に光るLEDが上下に並列に配置される形になりました。ヘッドライトとテールランプの形状がシャープになったことにより、前期型よりややスポーティな印象を受けます。
また、デザインラインには「ノーマル」、「スポーツ」、「スタイル」の他に「Mスポーツ」が新たに加わり、計4種類のデザインラインから選ぶことができます(Mスポーツはオプション)。「スポーツ」と「スタイル」は前期型と同様にグリルとミラーの色の差だけでしたが、「Mスポーツ」は118iや120iのスペックはそのままに、エクステリア・インテリアデザインをMモデル(M140i)と同等な仕様に仕上げることができます。

前期型と後期型ではどう違う??
①外見(エクステリア)

前期型と後期型の外見上の主な違いはライトとフロントグリル形状です。前期型はヘッドライトが斜めに大きくカットされ、少し垂れ目っぽい印象でしたが、後期型からはやや吊り目でキリっとした印象のヘッドライトへ変更されました(118iを除く全グレードでLEDヘッドライトを標準装備)。フロントのキドニーグリルも横にワイド化されました。

続いてリアです。リアもライト形状が変化。縦長だったテールライトは後期型になり横にワイド化され、L字型に光るLEDは上下に並列して配置されています。
フロント・リア共にライト形状が横長になり、前期型よりもシャープでスポーティな印象になりました。

②内装(インテリア)

インテリアに関してはエクステリア程の目立ったアップデートはありません。センターパネルとグローブボックス上のパネルが光沢のあるグレアな質感になり、ナビ画面は高解像度8.8インチのワイドディスプレイに変更されました(2017年~発売モデルはタッチ画面を採用)。

③走行性能・安全装備

後期型になり従来の「116i」は「118i」にグレード名を変え、エンジンは直列4気筒からパワー据え置きで直列3気筒になりました。また、ディーゼルエンジン搭載の新グレード「118d」を追加。「118i」よりも出力を14馬力、トルクを約10kgmアップさせつつも22.2km/Lの低燃費を実現していま「120i」は1.6Lの直4エンジンから2.0Lの直4エンジンへと排気量をアップさせ、馬力も約15馬力アップさせています。
安全支援装備に関しては、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線逸脱警告システム(レーン・ディパーチャー・ウォーニング)、事故発生時に、車両の通信機能を介して救急・消防機関の早急な手配を行ってくれる「BMWコネクテッド・ドライブ・スタンダード」を118iを除く全グレードに標準装備(118iはオプション)。
運転支援装備に関しては、ストップ&ゴー機能付きの「アダプティブクルーズコントロール」、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる「LEDヘッドライト」を118iを除く全ブレードに標準装備(118iはオプション)。また、駐車時に障害物との距離を音で知らせてくれる「パーク・ディスタンス・コントロール」、リアビューカメラがパッケージされた「パーキングサポートPKG」がオプションで用意されています。

インテリア(内装)

内装は派手過ぎずシンプル過ぎず、エレガントで落ち着いた印象というよりはスポーティな印象。ステアリングホイールは大きく重厚感があり、通常グレードとM135i(M140i)で形状が異なります。M135i(M140i)ではパドルシフト付きのスポーツステアリングが標準装備され、後期型ではMスポーツPKGを選択すると同じ形状のステアリングにすることができます(但しMスポーツPKGのステアリングにはパドルシフトなし)。また、シフトレバーがセンターコンソールに配置されていることや、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)がボタン操作式ではなくハンドブレーキ式になっていることがスポーツカーらしさを醸し出しています。一つ残念な点はM135iとM140i以外のモデルにはパドルシフトが付いていないことです(MスポーツPKGくらいには付けて欲しかった…)。因みにプッシュスタートは全車標準装備されています。
快適装備に関しては、プッシュスタート、左右独立エアコン、BMW iDrive(HDDナビゲーション)が標準装備されています。iDrive(ナビ)の操作はシフトレバー手前にあるダイアルとスイッチで行いますが、操作性は高く直感的にナビやオーディオ操作を行うことができます。オーディオ類は有線接続可能ですが、オプション搭載車はBluetoothで接続を行うことが可能です(ハンズフリー電話も可)。2017年~発売モデルはiDriveの機能向上と同時にナビディスプレイがタッチ画面になったことで、さらに操作性が向上しました。

シート形状はノーマルとスポーツの2種類で、スポーツシートはM135i、M140iに標準装備され、オプションのMスポーツPKGを選択している車にも装備されます。シート素材は標準がファブリック、オプションでレザーを選択可能。メモリ機能付き電動パワーシートとシートヒーターは前期型・後期型ともにオプション装備となります。ノーマル形状のシートであっても、ややランバーサポートが張り出している形になっているのでカーブでのホールド感は問題なし。スポーツシートはノーマルよりもさらにサイド・ランバーサポートが張り出す形になっているので、若干のタイト感を感じるもののワインディングロードやスポーツ走行時にはしっかり体をホールドしてくれます。また、ランバーサポートのキツさは調節可能です。

後部座席については、先代に比べホイールベースが30㎜、全高が40㎜拡大されたことで居住性は向上しました。しかし、特段広いというわけではなく、このクラスの車にしては普通。ライバル車のアウディA3の方がやや広いと感じます。

トランクスペースは後部座席を倒さない状態で360L。後部座席を倒さない状態でLサイズ(約80L)のスーツケース3つは積載可能です。後部座席を倒してトランクスルーにした場合は1200Lの容量になります。このクラスの車にしては標準的な容量で、ベンツのAクラス(3代目)を同じくらいです。

乗り心地・走行性能

フロントガラスからの視界はやや狭く、運転席に座った感じはハッチバックと言うよりもクーペに乗っている感じに近いでしょう。
ベースグレードの116i・118iであっても十分なパワーを発揮します。136馬力を数字を見るとそこまで高出力ではありませんが、アクセルを踏むと若干のターボラグはあるものの瞬時に後輪にパワーが伝わり「ガツン」といった感じで後ろから車体を押し進めてくれます。これはライバルとするベンツAクラスやアウディA3といったFF(前輪駆動)モデルでは感じられないFR(後輪駆動)ならではのドライビングフィールです。馬力が約40~50馬力高い120iは高速域で116i・118iよりも余裕のある加速感を感じさせてくれますが、街乗りでそのパワーの差を感じることはほとんどありません。ディーゼルエンジン搭載の118dは低回転から高いトルクを生み出してくれるので、街乗りではガソリンエンジン搭載モデルよりも軽快感のある走りを実現しています。8速ATはシームレスでエンジンの回転をダイレクトに駆動輪に伝えてくれます。
コーナリング性能においてはこの車の最大の売りであり、他のライバル車を圧倒しています。ステアリングは先代に比べ少し軽くなりましたが、決して軽すぎることはなく適度重み付けられており、路面状況を的確にドライバーに伝えると共にドライバーの意のままに車をコントロールすることができます。また、2代目 1シリーズ(F20)でも前後50:50の重量配分はしっかりと守られ、この理想的でバランスの取れた車軸荷重配分と後輪駆動の組み合わせにより抜群の俊敏性を実現しています。
乗り心地は先代に比べて明らかに向上しています。柔軟に動くサスペンションは街乗りではフラットな乗り味を生み出し、コーナリング時はボディのロールを最小限に抑えこんでくれます。また、ディーゼルエンジン特有のドロドロしたサウンドは感じられず、非常に高い静粛性を実現しています。

オフロードの走破性もなかなかのもの。オフロード走行時にはオフロードスイッチをオンにするとアクセルやトラクションコントロールを悪路に適した設定にすることができます。また、4モーション(4WD)が付いているグレードでは、路面状況に応じて前輪・後輪へのパワー配分を自動調整してくれるので、悪路でホイールスピンしても即座に修正を行ってくれます。急勾配の坂道でもくスルスルと登り切り、坂道の途中で止まってもHill Hold機能を使えば後退することなく再度走り出すことができます。
オンロードのみを楽しみたい方は燃費の良い前輪駆動(FF)のグレードで十分ですが、オフロード走行も楽しみたい方には4WD搭載グレードをオススメします。

安全性

ユーロNCAP評価を見てましょう。ユーロNCAPとはヨーロッパで実施されている自動車安全テストで、乗員保護、歩行者保護、チャイルドプロテクション、安全支援機能の4種の観点からテストを行い、その結果をもとに得点が付けられます。
2代目 1シリーズは乗車保護が91点、チャイルドプロテクションが83点、歩行者保護が63点、安全支援機能が86点で総合評価が星5つの満点でした。

衝突時の安全性に関しては問題ないでしょう。
安全装備に関しては、デュアルフロントエアバッグ、フロントサイドエアバッグ、カーテンエアバッグ(全席)、リアIsoFix、ABS、トラクションコントロール、横滑り防止装置等が基本的なものは標準装備されています。
安全支援システムに関しては後期型から、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線逸脱警告システム(レーン・ディパーチャー・ウォーニング)、事故発生時に、車両の通信機能を介して救急・消防機関の早急な手配を行ってくれる「BMWコネクテッド・ドライブ・スタンダード」を118iを除く全グレードに標準装備(118iはオプション)。

2代目 1シリーズの維持費は??
基本維持費(固定維持費)
        
名目 金額(年間維持費) 金額(月間維持費) 内訳
自動車税 30,500円 (118i)
36,000円(116i, 118d, 120i)
50,000円(M135i, M140i)
2,542円 (118i)
3,000円(116i, 118d, 120i)
4,167円(M135i, M140i)
118i:1,498cc
116i, 120i (前期):1,598cc
118d, 120i (後期):1,998cc
M135i, M140i:2,997cc
自動車重量税 16,400円 2,750円 車重1.5t超~2.0t以下 2年間で32,800円
自賠責保険 15,520円 1,300円 24ヵ月契約で31,040円
印紙 1,800円 150円
車検基本料 25,000円 2,100円 2年に一度で50,000円
車検基本点検料+24ヶ月点検+代行手数料
※依頼する業者によって異なります。
合計 89,220円 (118i)
94,720円(116i, 118d, 120i)
108,720円(M135i, M140i)
7,435円 (118i)      
8,900円(116i, 118d, 120i)
9,060円(M135i, M140i)

上の表は2代目 1シリーズ(F20)の基本維持費になります。基本維持費とは税金や車検代などその車を所有する以上絶対に支払わなくてはいけない費用のことです。自動車税は二年に一回(原則一括払いだが場合によっては分割も可)で5月までに支払います。また、車検も二年に一回車検代として重量税+自賠責保険+印紙代+車検基本料を支払います(車検代も分割払い可能)。車検にかかる費用の内法定費用(重量税、自賠責保険、印紙代)はどこに車検を頼んでも変わりませんが、車検基本料は車検をお願いする業者によって大きく異なってくるので気をつけましょう(正規ディーラーに頼むとかなり高額です)。
基本維持費は年間換算にすると118iで89,220円、116i・118d・120iで94,720円、M135i・M140iで108,720円です。

また、注意して欲しいのが、上の表の金額は基本維持費の最低金額であって車検時の点検で何か不備が見つかって部品交換をすることになると、追加で交換部品代(整備料金)を支払わなくてはいけません。何も異常がなければ交換部品なしで0円ですが、エンジンオイルやブレーキフルード、オイルフィルター、ブレーキパッドなどの消耗品の交換は必要になってくるので経験上50,000円くらいは交換部品代で車検代に上乗せされます。

変動維持費(※一例です)
 
名目 金額(年間維持費) 金額(月間維持費) 内訳
駐車場代 180,000円 15,000円 月額15,000円×12ヵ月で計算
任意保険 67,000円 5,600円 ・対人対物補償:無制限
・人身損害保険:5000万円
・車両保険:なし
・運転者:本人限定(26歳以上)
・等級:6等級(新規)
・ゴールド免許
ガソリン代 47,100円 3,900円 ・年間走行距離:5000km
・ガソリン代:約160円/L
・燃費:約17km/L
自動車ローン 271,800円 22,650円 ・支払総額:1,700,000円 (1シリーズ中古平均価格)
・頭金:500,000円
・借入金額:1,200,000円
・ボーナス返済額:なし
・年利:5%
・借入期間:5年(60回払い)
合計 565,900円 47,160円

続いて2代目 1シリーズ(F20)の変動維持費です。変動維持費とは駐車場代や保険料など車を所有する人の環境や乗り方によって変化する維持費の事です。変動維持費の中で大きな割合を占めるのは駐車代と自動車ローンです。駐車代に関してはピンキリで都内で所有するには15,000円~50,000円で郊外や戸建ての場合0~10,000円といったところでしょう。
自動車ローンに関しては頭金の額やボーナス月の返済額によって月々の支払額が大きく異なってきます。ローンを組まずに一括で購入してしまえばローンは0円ですし、頭金を多く払えばその分月々の返済額は安くなります。上の表は総額170万円の中古の1シリーズ(F20)を頭金に50万円を支払い5年ローン(60回払い)で購入したケースです。
また、任意保険ですが保険会社やプランによって額が異なってきますが、任意保険料の大小を一番大きく左右させるのは”車両保険を付けるか付けないか”です。正直なことを言ってしまうと車両保険は付けるに越したことはありません(新車なら絶対につけます)。しかし、保険は掛け捨て(何も起こらない限り損)であり私の場合はなるべく維持費は安く抑えたいので中古車の場合は(車種によりますが)車両保険を付けないことが多いです。どうしても心配な方はエコノミープランなどの車両保険に加入することをお勧めしま

2代目 1シリーズ (F20) の故障は??

3代目A3でよくある故障はトランスミッションの故障です。前期型6速DCT(Sトロニック)の故障の頻度はやや高めです。Sトロニックはオートマチックトランスミッションの様に運転できますが、トランスミッションの構造自体はMT同様クラッチを有しており、このクラッチが原因の故障が多く見受けられます。症状としては、そもそもギアに入らない、1速2速で過度なガタつきを感じる、変速時に異音がするなどがあります。トランスミッションの故障は修理費が高額でSトロニックの場合は40万円~程度。A3の中古車を探すときは点検・整備記録に目を通して、クラッチの交換歴があるかを確認しましょう(交換歴がある個体は新しいクラッチが入っているので、故障しにくい)。また、試乗して異音やガタつきがあるかどうかも確認しましょう。後期型になりトランスミッションの信頼性も向上しているので、故障が心配の方は後期型の購入をおすすめします。
トランスミッション以外には大きな故障はあまり聞きません。オイル漏れやエアコン・センサー類の不具合はありますが、A3はフォルクスワーゲンと多くのパーツを共有しており、パーツのタマ数(OEMも含めて)が多くあるのでマイナートラブルの修理はそれほど高額ではありません。
また、ディーラーによっては保証プランなどが用意されているところがあるので、購入時はディーラーに相談しましょう。おすすめは保証付きの認定中古です。

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