【VW】ティグアン(2008年~2016年式)を買おう【中古車選び】

初代 ティグアン とは?

VWティグアンは2008年にVWの人気SUVトゥアレグに続き日本市場に登場したコンパクトSUV。ポルシェカイエンやAudi Q7と同じ大きさのトゥアレグとは異なり、VWゴルフをベースに開発されたティグアンは全長4,460mmと街中での取り回しが非常にし易い大きさになっています。2012年までのグレードはオフロード仕様の「トラック&フィールド」、街乗り仕様の「スポーツ&スタイル」、「スポーツ&スタイル」をベースによりスポーティに仕上げた「R-Line」の3種類。パワートレーンはターボチャージャー付ガソリン直噴エンジン2リッターTSIエンジン(170PS・トラック&フィールド、200PS・スポーツ&スタイル、R-Line)を搭載し、トランスミッションはティップトロニック付き6速AT。2011年になり、「トラック&フィールド」は廃止され「スポーツ&スタイル」のみの設定に。2012年になり新たにFWD(前輪駆動)方式を採用した新グレード「TSIブルーモーション テクノロジー」、「TSIブルーモーション テクノロジー Rラインパッケージ」を追加設定し、パワートレーンは1.4L直列4気筒DOHC 直噴ターボ TSIエンジンに6速DSGトランスミッションを搭載。従来の「スポーツ&スタイル」と「R-Line」は「2.0 TSI R-Line 4MOTION」のグレードに集約され、2リッター直列4気筒ターボTSIエンジンはそのままに、トランスミッションは6速ATから7速DSGに変更されました。
走行性能面では、路面状況に合わせて最適な駆動力を瞬時に4輪へ配分する新世代4MOTION(4輪駆動)システム、ブレーキを自動制御し一定速度で坂道を下る「HDA」(ヒル・ディセント・アシスト)、停止時にブレーキペダルから足を離してもブレーキ状態を維持できる「オートホールド」を搭載。その他にもバイキセノンヘッドライト、エレクトロニックパーキングブレーキ、リヤビューカメラが標準装備されています。

2017年より現行となる2代目ティグアンが発売され、初代ティグアンも中古市場に100万円台で並ぶようになってきました。本記事で初代ティグアンの購入をご検討されている方に向けて、”初代ティグアンの特徴”、”おすすめのグレード”、”維持費や故障”についてご紹介していきたいと思います。

初代 ティグアンの特徴
スペック紹介

初代ティグアンは2008年~2012年に発売された前期モデルと2012年~2016年に発売された後期モデルとでスペックが異なります。スペックは下の表の通りです。

 
<前期モデル(2008年~2012年)>
グレード 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式 燃費 新車価格
トラック&フィールド 1,984cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 170PS/28.6kg・m 6速AT 4WD 9.6km/L 約370万円
スポーツ&スタイル 1,984cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 200PS/28.6kg・m 6速AT 4WD 9.6km/L 約420万円
Rライン 1,984cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 200PS/28.6kg・m 6速AT 4WD 9.6km/L 約490万円
 
<後期モデル(2012年~2016年)>
グレード 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式 燃費 新車価格
TSIブルーモーションテクノロジー 1,389cc DOHC 直列4気筒 スーパーチャージャー付 150PS/24.5kg・m 6速DSG FF 14.6km/L 約360万円
TSIブルーモーションテクノロジー Rラインパッケージ 1,389cc DOHC 直列4気筒 スーパーチャージャー付 150PS/24.5kg・m 6速DSG FF 14.6km/L 約400万円
2.0 TSI Rライン 4モーション 1,984cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 179PS/28.6kg・m 7速DSG 4WD 11.5km/L 約480万円
2.0 TSI ライストゥン 4モーション 1,984cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 179PS/28.6kg・m 7速DSG 4WD 11.5km/L 約420万円

前期モデルは「トランク&フィールド」、「スポーツ&スタイル」、「Rライン」の3種類。いづれも4WD、ティップトロニック付き6速ATと2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載し、「トラック&フィールド」は170馬力、「スポーツ&スタイル」と「Rライン」が200馬力となっています。

後期モデルは新たに1.4L スーパーチャージャー付TSIエンジンを搭載したFF(前輪駆動)モデル「TSIブルーモーションテクノロジー」と「TSIブルーモーションテクノロジー Rライン」が追加されました。馬力は150馬力、トランスミッションは6速DSG(6速DCT)を搭載。また、前期モデルにあった「トラック&フィールド」は廃止され、「スポーツ&スタイル」は「2.0TSI Rライン 4motion」に名前を変え、2.0L TSIエンジンを搭載し馬力は179馬力、トランスミッションには7速DSG(7速DCT)を採用したモデルになりました。更に、4WDのベーシックグレード「2.0 TSI ライストゥン 4モーション」も追加されました。

エクステリア(外見)

ティグアンは、VWの大型SUVのトゥアレグを小さくしたというよりは、全く新しい形のコンパクトSUVと言ったほうが良いでしょう(そのくらい見た目が異なる)。大きさは全長×全幅×全高=4430×1810×1710㎜。全長が4456㎜とSUVにしては小さめだが、全高1710㎜と少し上に大きい。全幅は1810㎜と立体駐車場にはギリギリ収まる車幅です。全体的にVWらしい円を強調したデザインで、吊り目のヘッドライトが印象的なフロントマスクと、リアにはやや丸みを帯びた可愛い感じのテールランプが付いています。「トラック&フィールド」は悪路での走破性を考慮して、フロントバンパー下部を斜めにカットした作りになっています(アプローチアングル:28度)。一方で「スポーツ&スタイル」はVWのロゴが付いたフロントグリル下にエアインテークを設けたフラットなデザインになっています。「Rライン」は「スポーツ&スタイル」をベースにフロントバンパー・サイドスカート・リアバンパーがよりスポーティなデザインのものが取り付けられています。
「トラック&フィールド」は16インチのホイール。「スポーツ&スタイル」は17インチアルミホイール。「Rライン」が18インチアルミホイールが標準装備となります。マフラーは全てのグレードで2本出しの設定になります。

前期型と後期型ではどう違う??
①外見(エクステリア)

フ前期型と後期型の外見上の主な違いはライトとフロントグリル形状です。前期型は吊り目の下半分が丸みを帯びているデザインですが、後期型は前期型にあった丸みは無くなり直線が強調されたデザインになりました。さらに、前期型はフロントグリルとヘッドライトの間が離れていましたが、後期型ではフロントグリルとヘッドライトが一体になり、よりシャープな見た目になりました。好みは分かれると思いますが、前期型の方がVWらしいデザインで後期型はトゥアレグに似たようなデザインになっています。また、ヘッドライト内のポジションランプがLED化され、より明るくなりました。LEDの枠がくっきり光る姿もなかなかカッコいいです。前期型・後期型共にヘッドライトはHID(キセノン)

続いてリアです。リアもライト形状が変化。後期型になりヘッドライト同様テールライトも丸みを少なくしやや直線的なデザインに。また、テールライトカバーも赤い一色で統一。リアコンビネーションランプ(テールライトの中身)もLED化されました。夜間は写真の様にL字にLEDが点灯します。

②内装(インテリア)

内装に関しては後期型になりややアップグレードされました。ステアリング形状は前期型のフラットなものでしたが、後期型では立体的なデザインになり、さらに握りやすいハンドル形状になっています。シフトノブもアメ車チックなものから手になじみやすい形状へと変化しました。また、エアコンやライトを操作するスイッチ類の配置はそのままに、メッキで縁取った上質な質感になりました。また、後期型からはフォルクスワーゲン純正ナビゲーションシステム「712SDCW」と駐車時に活躍するリヤビューカメラ「リア アシスト(Rear Assis)」を標準装備。iPhoneを接続してニュースや天気予報、SNSの情報が閲覧できるiPhone連携など、エンターテイメント機能も備えています。

③走行性能・安全装備

前期型のトランスミッションはティップトロニック付き6速ATでしたが、後期型からは新たに7速DSG(ブルーモーションは6速DSG)が導入されました。オフロードでの走行を考慮しての6速ATでしたが、7速DSGになりオンロードでの加速がよりスムーズになりました。また、信号待ちなどでの停車時にアイドリングを停止するStart/Stopシステムや減速時に走行エネルギーを電力に変換するブレーキエネルギー回生システムを標準搭載。
安全装備・運転支援装備に関しても大幅に向上しました。安全支援システムについては、ドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection 」を搭載。これはドライバーの急なステアリング操作など、通常の運転パターンと異なる動きを検知して、メータ中央にあるマルチファンクションインジケーターへの表示とブザーで休憩を促してくれる機能です。また、カメラによって車線の逸脱を検知してドライバーのステアリング操作をサポートする「Lane Assist」、縦列駐車・車庫入れの駐車時に、駐車可能スペースの検出とステアリング操作を自動で行い、駐車をサポートするシステム「Park Assist」をオプション装備。後期型からは全グレードクルーズコントロールを標準装備され、2014年~のモデルにはロービーム・ハイビームを自動で切り替える「オートハイトコントロール機能」が標準装備されています。

インテリア(内装)

後期型の内装デザインではやや先進的な見た目になりましたが、必要最低限のスイッチ類しかなく、非常に質素。しかしながら操作性は非常に高く、運転中に気が散ることはありません。
エアコンは左右独立で温度調整が可能。エアコンの吹き出し口が上下に並んでいるので複数方向に風を出すことができるので意外と便利です。
純正ナビはタッチスクリーンで操作性は良好。バックする時に後方視界をナビ画面に映し出すリアビューカメラは標準装備。後期型はBluetoothオーディオに対応しており、スマホをワイヤレス接続して音楽や通話を楽しむことができます。
また、後期型のRラインにはパドルシフトが標準装備されているので、スポーティな走りを楽しむことができます。

シート形状は標準形状のみ。シート素材は標準がファブリックとアルカンタラのコンビ、オプションでレザーを選択可能です。シートは若干硬め。8ウェイ電動パワーシートとシートヒーターは前期型・後期型ともにオプション装備となります。

後部座席はスライド可能で、175㎝の成人男性が乗っても足元・頭上共に結構な余裕があります。大人が5人乗ってもそこそこ余裕があるので、居住スペースとしては特に問題なし。

トランクスペースは後部座席を倒さない状態で470L。後部座席を倒さない状態でLサイズ(約80L)のスーツケース3つは積載可能です。後部座席を倒してトランクスルーにした場合は1510Lの容量になります。後部座席は倒した時に完全にフラットになるので、サーフボードなどの長物を積むのに適しています。普段使いで困ることはない容量ですが、コンパクトSUVといえどもう少し容量は欲しいところです(ホンダCR-Vの方が広い)。

乗り心地・走行性能

運転席に座ると着座位置が結構高く、フロントガラスからの視認性は抜群。大型SUVのように車高が高すぎて前方側面が死角になることはありません。やはり高い位置からの視界だと安心感があります。
走り出しは前期型と後期型で若干の違いがあります。前期型は6速AT(トルコン式)なので、アクセルを踏むと滑らかに走り出します。後期型は7速DSG(デュアルクラッチ式)なので、6速ATよりややダイレクト感を感じます(悪く言うとギクシャク感を感じる)。しかし、DSGの方がアクセルを踏んでから加速するまでのラグが少なくダイレクトに加速していくので、街乗り(オンロード)での爽快感はDSGに軍配が上がります(DSGの方が変速が効率的なので燃費も良い)。
TSIターボエンジンは低速からは高いトルクを生み出し、パワー不足は1ミリも感じさせずパワフルに加速していきます。
ブレーキの効きは非常に良く、オンロード・オフロード問わず踏めばしっかり止まってくれます。
ハンドリング性能も文句なし。車高の高いSUV特有のフラつきは一切なく、まるで普通のセダンに乗っている様な感覚に陥ります。ステアリングに特段ダイレクト感があるわけではありませんが、ワインディングロードでも車体がロールすることなくハンドルを切った分だけ追従していくので安心してドライビングを楽しむことができます。
乗り心地としては「フラット」で、低速では路面の凹凸を拾うことはほぼありません。高速走行時に少しだけ道路のわだちを拾うといった程度です(ホイールをインチアップさせるほど路面の凸凹を拾いやすくなります)。

オフロードの走破性もなかなかのもの。オフロード走行時にはオフロードスイッチをオンにするとアクセルやトラクションコントロールを悪路に適した設定にすることができます。また、4モーション(4WD)が付いているグレードでは、路面状況に応じて前輪・後輪へのパワー配分を自動調整してくれるので、悪路でホイールスピンしても即座に修正を行ってくれます。急勾配の坂道でもくスルスルと登り切り、坂道の途中で止まってもHill Hold機能を使えば後退することなく再度走り出すことができます。
オンロードのみを楽しみたい方は燃費の良い前輪駆動(FF)のグレードで十分ですが、オフロード走行も楽しみたい方には4WD搭載グレードをオススメします。

安全性

ユーロNCAP評価を見てましょう。ユーロNCAPとはヨーロッパで実施されている自動車安全テストで、乗員保護、歩行者保護、チャイルドプロテクション、安全支援機能の4種の観点からテストを行い、その結果をもとに得点が付けられます。
初代ティグアンは乗車保護が87点、チャイルドプロテクションが79点、歩行者保護が48点、安全支援機能が71点で総合評価が星5つの満点でした。

衝突時の安全性に関しては問題ないでしょう。
安全装備に関しては、デュアルフロントエアバッグ、フロントサイドエアバッグ、カーテンエアバッグ(全席)、リアIsoFix、ABS、トラクションコントロール、横滑り防止装置等が基本的なものは標準装備されています。
安全支援システムに関しては後期型から、ドライバーの急なステアリング操作など、通常の運転パターンと異なる動きを検知して、メータ中央にあるマルチファンクションインジケーターへの表示とブザーで休憩を促してくれる疲労検知システム「Fatigue Detection」を標準装備。
後期型からクルーズコントロールが標準装備されていますが、衝突軽減ブレーキの装備はありません(オプションでもなし)。
また、カメラによって車線の逸脱を検知してドライバーのステアリング操作をサポートする「Lane Assist」をオプション装備しています。

初代ティグアンの維持費は??
基本維持費(固定維持費)
   
名目 金額(年間維持費) 金額(月間維持費) 内訳
自動車税 30,500円 (1.4L TSIエンジンモデル)
36,000円(2.0L TSIエンジンモデル)
2,550円 (1.4L TSIエンジンモデル)
3,000円 (2.0L TSIエンジンモデル)
1.4TFSI:1,389cc
2.0TFSI:1,984cc
自動車重量税 16,400円 2,750円 車重1.5t超~2.0t以下 2年間で32,800円
自賠責保険 15,520円 1,300円 24ヵ月契約で31,040円
印紙 1,800円 150円
車検基本料 25,000円 2,100円 2年に一度で50,000円
車検基本点検料+24ヶ月点検+代行手数料
※依頼する業者によって異なります。
合計 89,220円 (1.4L TSIエンジンモデル)
94,720円 (2.0L TSIエンジンモデル)
7,435円 (1.4L TSIエンジンモデル)
7,900円 (2.0L TSIエンジンモデル)

上の表は初代ティグアンの基本維持費になります。基本維持費とは税金や車検代などその車を所有する以上絶対に支払わなくてはいけない費用のことです。自動車税は二年に一回(原則一括払いだが場合によっては分割も可)で5月までに支払います。また、車検も二年に一回車検代として重量税+自賠責保険+印紙代+車検基本料を支払います(車検代も分割払い可能)。車検にかかる費用の内法定費用(重量税、自賠責保険、印紙代)はどこに車検を頼んでも変わりませんが、車検基本料は車検をお願いする業者によって大きく異なってくるので気をつけましょう(正規ディーラーに頼むとかなり高額です)。
基本維持費は年間換算にすると1.4L TSIエンジン搭載モデルで89,220円、2.0L TSIエンジン搭載モデルで94,720円です。

また、注意して欲しいのが、上の表の金額は基本維持費の最低金額であって車検時の点検で何か不備が見つかって部品交換をすることになると、追加で交換部品代(整備料金)を支払わなくてはいけません。何も異常がなければ交換部品なしで0円ですが、エンジンオイルやブレーキフルード、オイルフィルター、ブレーキパッドなどの消耗品の交換は必要になってくるので経験上50,000円くらいは交換部品代で車検代に上乗せされます。

変動維持費(※一例です)
 
名目 金額(年間維持費) 金額(月間維持費) 内訳
駐車場代 180,000円 15,000円 月額15,000円×12ヵ月で計算
任意保険 67,000円 5,600円 ・対人対物補償:無制限
・人身損害保険:5000万円
・車両保険:なし
・運転者:本人限定(26歳以上)
・等級:6等級(新規)
・ゴールド免許
ガソリン代 67,000円 5,600円 ・年間走行距離:5000km
・ガソリン代:約160円/L
・燃費:約12km/L
自動車ローン 181,200円 15,100円 ・支払総額:1,300,000円 (ティグアン中古平均価格)
・頭金:500,000円
・借入金額:800,000円
・ボーナス返済額:なし
・年利:5%
・借入期間:5年(60回払い)
合計 495,200円 41,300円

続いてティグアンの変動維持費です。変動維持費とは駐車場代や保険料など車を所有する人の環境や乗り方によって変化する維持費の事です。変動維持費の中で大きな割合を占めるのは駐車代と自動車ローンです。駐車代に関してはピンキリで都内で所有するには15,000円~50,000円で郊外や戸建ての場合0~10,000円といったところでしょう。
自動車ローンに関しては頭金の額やボーナス月の返済額によって月々の支払額が大きく異なってきます。ローンを組まずに一括で購入してしまえばローンは0円ですし、頭金を多く払えばその分月々の返済額は安くなります。上の表は総額130万円の中古のティグアンを頭金に50万円を支払い5年ローン(60回払い)で購入したケースです。
また、任意保険ですが保険会社やプランによって額が異なってきますが、任意保険料の大小を一番大きく左右させるのは”車両保険を付けるか付けないか”です。正直なことを言ってしまうと車両保険は付けるに越したことはありません(新車なら絶対につけます)。しかし、保険は掛け捨て(何も起こらない限り損)であり私の場合はなるべく維持費は安く抑えたいので中古車の場合は(車種によりますが)車両保険を付けないことが多いです。どうしても心配な方はエコノミープランなどの車両保険に加入することをお勧めしま

初代ティグアンの故障は??

3代目A3でよくある故障はトランスミッションの故障です。前期型6速DCT(Sトロニック)の故障の頻度はやや高めです。Sトロニックはオートマチックトランスミッションの様に運転できますが、トランスミッションの構造自体はMT同様クラッチを有しており、このクラッチが原因の故障が多く見受けられます。症状としては、そもそもギアに入らない、1速2速で過度なガタつきを感じる、変速時に異音がするなどがあります。トランスミッションの故障は修理費が高額でSトロニックの場合は40万円~程度。A3の中古車を探すときは点検・整備記録に目を通して、クラッチの交換歴があるかを確認しましょう(交換歴がある個体は新しいクラッチが入っているので、故障しにくい)。また、試乗して異音やガタつきがあるかどうかも確認しましょう。後期型になりトランスミッションの信頼性も向上しているので、故障が心配の方は後期型の購入をおすすめします。
トランスミッション以外には大きな故障はあまり聞きません。オイル漏れやエアコン・センサー類の不具合はありますが、A3はフォルクスワーゲンと多くのパーツを共有しており、パーツのタマ数(OEMも含めて)が多くあるのでマイナートラブルの修理はそれほど高額ではありません。
また、ディーラーによっては保証プランなどが用意されているところがあるので、購入時はディーラーに相談しましょう。おすすめは保証付きの認定中古です。

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