VWティグアンは2008年にVWの人気SUVトゥアレグに続き日本市場に登場したコンパクトSUV。ポルシェカイエンやAudi Q7と同じ大きさのトゥアレグとは異なり、VWゴルフをベースに開発されたティグアンは全長4,460mmと街中での取り回しが非常にし易い大きさになっています。2012年までのグレードはオフロード仕様の「トラック&フィールド」、街乗り仕様の「スポーツ&スタイル」、「スポーツ&スタイル」をベースによりスポーティに仕上げた「R-Line」の3種類。パワートレーンはターボチャージャー付ガソリン直噴エンジン2リッターTSIエンジン(170PS・トラック&フィールド、200PS・スポーツ&スタイル、R-Line)を搭載し、トランスミッションはティップトロニック付き6速AT。2011年になり、「トラック&フィールド」は廃止され「スポーツ&スタイル」のみの設定に。2012年になり新たにFWD(前輪駆動)方式を採用した新グレード「TSIブルーモーション テクノロジー」、「TSIブルーモーション テクノロジー Rラインパッケージ」を追加設定し、パワートレーンは1.4L直列4気筒DOHC 直噴ターボ TSIエンジンに6速DSGトランスミッションを搭載。従来の「スポーツ&スタイル」と「R-Line」は「2.0 TSI R-Line 4MOTION」のグレードに集約され、2リッター直列4気筒ターボTSIエンジンはそのままに、トランスミッションは6速ATから7速DSGに変更されました。
走行性能面では、路面状況に合わせて最適な駆動力を瞬時に4輪へ配分する新世代4MOTION(4輪駆動)システム、ブレーキを自動制御し一定速度で坂道を下る「HDA」(ヒル・ディセント・アシスト)、停止時にブレーキペダルから足を離してもブレーキ状態を維持できる「オートホールド」を搭載。その他にもバイキセノンヘッドライト、エレクトロニックパーキングブレーキ、リヤビューカメラが標準装備されています。
2017年より現行となる2代目ティグアンが発売され、初代ティグアンも中古市場に100万円台で並ぶようになってきました。本記事で初代ティグアンの購入をご検討されている方に向けて、”初代ティグアンの特徴”、”おすすめのグレード”、”維持費や故障”についてご紹介していきたいと思います。