次期モデル(W177型)が発売され始めたメルセデスベンツのエントリーモデルであるAクラス。四代目(W177)が発売されたことで、三代目Aクラス(W176)の中古もかなりリーズナブルな値段で手に入れられるようになってきました。このクラスのコンパクトスポーツハッチを求めている人は多いのではないでしょうか?そこでこの記事では三代目Aクラスの購入をご検討されている方に向けて、”どの年式・どのグレードを買ったらよいのか”といったことや”気になる維持費や故障について”など紹介していこうと思います。
三代目Aクラスのグレードと基本スペック
グレードによる違い
三代目Aクラスは、A180ベースのグレードとA250ベースのグレードの大きく二種類のグレードに分けられる。A180ベースの代表モデルとしてA180とA180 スポーツがあり、A250ベースのものとしてA250 SPORT(4MATIC)がある。この他にもビミョーに仕様が違うグレードあるが、中古市場に出ているグレードは主にこの3グレードであるので、この3つのグレードについて見ていくことにする。
エクステリア(外装)
エクステリア(外装)はグレードによって結構異なってくる。下に並べた写真が左からA180、A180 スポーツ、A250 SPORT(4MATIC)である。
A180はノーマルエアロであるが、A180スポーツとA250 SPORTはスポーツエアロが取り付けられている。ホイールもA180スポーツとA250 SPORTにはAMGスタイルのホイールが装着されている。マフラーは全モデルで2本出しマフラーであり、リアはA180でも結構スポーティな感じである。また、A250 SPORTだけの装備として、フロントグリル(エンブレム付いてるところ)にはダイアモンドグリルを採用し、正面からの見た目は先進的かつ高級感がある。エクステリアだけ見ればA180とA180スポーツは結構違う(現車を見るとさらに違いがわかる)。しかし、A250 sportとA180 スポーツはそこまで違いがない(目立つ違いはフロントグリルだけ)。ちなみに2015年11月にビックマイナーチェンジが行われて、A180スポーツにもダイアモンドグリルが採用されるようになった。更にマイチェン後のA250SPORT(4MATIC)はエアロとマフラーを一体化するなどリアのデザインを大幅に変え、よりA45 AMGの外見に近づけた。
インテリア(内装)
続いてインテリア(内装)を見ていこう。
ベースグレードのA180はファブリックシートに樹脂製のダッシュボードを標準装備している。A180スポーツとA250SPORTの内装はほぼ同じで、ハーフレザー(レザーとアルカンタラのコンビ)と樹脂であるがカーボン調のコンソールパネルが標準装備。それに加えてステアリングやシート、ダッシュボード、ドアパネルと至る所にレッドステッチがあしらわれていて、これまたスポーティ感を醸し出している。ちなみにシートに関してはオプションでレザーシートを選択できる。内装に関しての高級感で言えば、やはりハーフレザーを標準装備しているA180スポーツやA250SPORTの方が高級感はある。しかし、シートに座ってしまえばベースグレードのA180と高級感でいえばそこまでの差はなく(あるとしたらカーボン調のコンソールパネルくらい)、シートに関しても生地は違えど形状に差はないので座り心地に関してはそれほど違いは感じられなかった。ちなみに2015年11月に行われたビックマイナーチェンジでステアリング形状が変わったり、プッシュスタートになったりと内装に少しの変化があったが、内装に関して言えばマイチェン前後では目立った変化はなかった。
私は内装に関してはかなりこだわる方ですが、内装に関してはA180でも十分な気がしました。
走行性能・乗り心地
続いては各種性能や乗り心地についてであるが、
A180は2013年1月に三代目Aクラス登場時から2017年7月まで発売されていたモデルである。三代目Aクラスの標準的モデルで、最も人気があった。安全面では、レーダーで前方の車との衝突を警告しブレーキアシストを行う「CPA」や、居眠り運転による事故を未然に防ぐため、ドライバーの運転特性を解析し、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促す「アテンションアシスト」、駐車時に後方をカメラで確認できる「リアビューカメラ」を標準装備している。
オプションとしては、縦列駐車時にステアリング操作をアシストし、ドライバーはブレーキとアクセル、シフト操作だけで駐車できる「アクティブパーキングアシスト」及び安全性能をより高める「セーフティーパッケージ」が用意された。
「セーフティーパッケージ」にはオートクルージング機能である「ディストロニック・プラス」、ドアミラーの死角の危険を警告する「ブラインドスポットアシスト」、急ハンドル・急ブレーキ時に安全装備の効果を高める「PRE-SAFE」が含まれている。