このボディサイズで最低150馬力、2.0TFSIなら200馬力以上あるのでかなりスイスイ動く。剛性の高いアルミボディと車幅も相まって、高速走行もコーナリングかなり安定している。地面をしっかり食って走る感覚をさらに味わいたい人はクワトロ(4WD)モデルを選ぶと良いだろう。ショートボディで小回りも効くので都内での取り回しにも困らない。ただし、2代目TTはSトロニックというデュアルクラッチのセミATを採用しているのだが、これが発進時若干のギクシャク感を感じさせる(一度走りだせばギクシャク感は全くない)。全体的に静粛性は普通だと思うが、ロードノイズは少し拾っている感じはする。まあツーシーターのスポーツカーということを考えると全然許容できるし、不快になる程ではない。オプションでマグネティックライド(可変式サスペンション)を装備している個体もあるが、やや硬さが増すのでTTには必要ないかなと個人的には感じる。
エンジンはV6(3.2クワトロ)と直4ターボ(1.8TFSI、2.0TFSI)の2種類あるが、力強い太い走りをしたいなら前者、高回転でブンブン回したいのなら後者である。個人的にはこのサイズのライトウェイトスポーツでは直4ターボがマッチしている気がする。V6は低音の心地よいサウンドが魅力的だが、この車にはややオーバースペック気味。3.2クワトロ買うならTTS買うかな。。。