【VW】GOLF を買おう【中古車選び】

ゴルフⅦとは?

VW Golfは1974年から発売されている、Cセグメント(コンパクトセダン)に分類されるハッチバックタイプの車である。ハッチバックとして、世界での累計販売台数は3000万台以上。これはカローラ(トヨタ)に次ぐ世界2位の販売台数で、未だに世界中で根強い人気を博している。

2013年になり、7代目となるゴルフⅦが登場。ゴルフⅦは、それまでのゴルフが持っていた実用性と高品質を維持しつつも、さらなる機能向上を遂げている。7代目からは、新開発のモジュールプラットフォーム「MQB」を採用し、高い走行性能・安全性を実現している。また、安価でありながら、高級姉妹ブランドであるAudiと同程度の高品質なインテリアを提供してる。

2019年に8代目になるゴルフⅧがドイツ本国で発売された。日本ではまだ未発売だが、近いうちに日本にもゴルフⅧが導入されるだろう。まだ現行であるゴルフⅦも中古市場に数多く登場している。本記事ではゴルフⅦの購入をご検討されている方に向けて、”ゴルフⅦの特徴”、”おすすめのグレード”、”維持費や故障”についてご紹介していきたいと思います。

ゴルフⅦの特徴
スペック紹介

ゴルフには大きく分けて4種類のグレードが存在する。
標準モデルである「ゴルフ」、スポーティ仕様の「ゴルフGTI」、プラグインハイブリットの「ゴルフGTÈ」、高性能レーシングモデルの「ゴルフR」。
「ゴルフGTI」、「ゴルフGTE」、「ゴルフR」については別記事で紹介することにする。

ゴルフⅦは、2013年~2016年に発売された前期型モデルと2017年~に発売された後期型モデルとで仕様が異なる。スペックは以下の通り。

 
<前期型モデル(2013年~2016年)>
グレード 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式 燃費 新車価格
TSIトレンドライン 1,197cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 105PS/17.8kg・m 7速DSG FF 21.0km/L 約250万円
TSIコンフォートライン 1,197cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 105PS/17.8kg・m 7速DSG FF 21.0km/L 約270万円
TSIハイライン 1,394cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 140PS/25.5kg・m 7速DSG FF 19.9km/L 約300万円
 
<後期モデル(2017年~2020年)>
グレード 排気量 エンジン 最高出力/最大トルク 変速機 駆動方式 燃費 新車価格
TSIトレンドライン 1,197cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 105PS/17.8kg・m 7速DSG FF 19.1km/L 約260万円
TSIコンフォートライン 1,197cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 105PS/17.8kg・m 7速DSG FF 19.1km/L 約290万円
TSIハイライン 1,394cc DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付 140PS/25.5kg・m 7速DSG FF 18.1km/L 約340万円
TDIコンフォートライン 1,968cc DOHC 直列4気筒 ディーゼルターボ付 150PS/34.7kg・m 7速DSG FF 18.9km/L 約330万円
TDIハイライン 1,968cc DOHC 直列4気筒 ディーゼルターボ付 150PS/34.7kg・m 7速DSG FF 18.9km/L 約360万円

2013年~2016年発売モデル(前期型)は、「TSIトレンドライン」、「TSIコンフォートライン」、「TSIハイライン」の3種類。ベースグレードの「TSIトレンドライン」は1.2L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し馬力は105馬力。「TSIコンフォートライン」はエンジンスペックはトレンドラインと同様で、アダプティブクルーズコントロールや2ゾーンフルオートエアコンなどの快適装備を充実させたモデルとなっている。「TSIハイライン」は1.4L 直列4気筒ターボエンジン搭載で140馬力を発揮し、コンフォートラインの装備はそのままに17インチアルミホイールとデュアルエキゾーストを搭載したモデルとなっている。トランスミッションは7速DSGで、駆動方式はいづれのグレードもFF(前輪駆動)。

2017年になりマイナーチェンジを実施。前期型ではガソリンエンジン搭載モデルしかなかったが、後期型からは2.0Lディーゼルエンジンを搭載した「TDIコンフォートライン」と「TDIハイライン」を追加した。TDIエンジン(ディーゼルエンジン)搭載モデルは最高出力150馬力、最大トルク34.7kgmを発揮。トランスミッションは7速DSGで、駆動方式はいづれもFF(前輪駆動)。

エクステリア(外見)

一見、先代との違いは然程ないように思えるが、並べてみれば違いは歴然。大きさは全長×全幅×全高=4265×1800×1460mmで、先代よりも全長56㎜、全幅13㎜、それぞれ拡大され、全高が28㎜低くなった。先代よりもワイド化され、低くなったボディー形状はまさにスポーツハッチそのもの。特筆すべきヘッドライトとテールライトの形状で、どちらも細く直線的で、やや攻撃的なデザインになっている(ヘッドライトはオプションでバイキセノンを選択可能)。可愛いホットハッチから、色気あるスポーツハッチへと変貌を遂げた。

後期型になりフロンバンパーとリアバンパーの形状を一新。フロントバンパーは、中央のエアインテーク部分の幅が拡大された。リアはバンパーとマフラーエンドが一体化され、スッキリとした高級感のあるデザインになっている。また、ヘッドライトは一部モデルを除いてフルLED化され、テールライトに関しては全モデルLED化された。前期型からの大きなデザイン変更はないが、細かい所を見れば、シャープで高級感が増したと言った感じである。

インテリア(内装)

内装は先代から大きく進化した。同じプラットフォームを共有するAudi A3と同じ質感とまではいかないが、それに匹敵するレベルのクオリティに仕上がっている。センターコンソールはドライバーの方向に向けられ、Audi同様スポーティな仕様となっている。2013年発売モデル(初期モデル)にはセンターコンソールに5.8インチのディスプレイが搭載されているが、カーナビ機能はついておらず、オーディオやエコドライブアシストの操作しか出来ないので要注意(ナビは社外品を後付けする必要がある)。2014年になり、センターコンソール上のディスプレイは8インチになり、ナビ機能も搭載された。

2017年〜のモデル(後期型)は、スペードメーターに12.3インチのフルデジタルディスプレイを採用し、ナビ画面を含めた様々な情報を表示することができる。更に、センターコンソールのナビ画面には、ジェスチャーコントロールを採用し、画面に触れることなくナビ・オーディオ操作が可能になっている。

また、2ゾーンフルオートエアコンはベースグレード(トレンドライン)には付いていないので注意。シート素材はファブリックの標準シートがベースだが、ハイラインではレザーのスポーツシートが標準装備される。パワーシートが選べない(オプションにもない)のは少々残念なところ。

また、ハイラインにはスマートエントリー&タッチスタート(ドアノブに触れただけで解錠、ボタンでエンジン始動が可能な機能)が標準装備されている。この機能はコンフォートラインにもオプション装備されていて、非常に便利な機能なので、搭載車を選ぶことをオススメする。

後部座席については、先代より全長が56mm延長されたこともあり、大の大人でも余裕を持って座ることができる。足元と頭上には圧迫感こそないものの、長距離の移動では少し疲れるかもしれない。
しかし、このクラスの車にしては十分の後席スペースを確保していると言えるだろう。

トランクスペースは後部座席を倒さない状態で380L。後部座席を倒してトランクスルーにした場合は1270Lの容量になる。

乗り心地・走行性能

ゴルフⅦは先代に比べ100kg近く軽くなっているおかげで、燃費・加速・ステアリング性能の面で先代からの大幅な性能向上を実現している。低回転で高いトルクを生み出すので、アクセルに応じて非常にスムーズに加速してくれる。決して急発進するような危なっかしい加速はしない。パワーとトラクションのバランスを絶妙に保っているからこそ実現可能な加速感である。トランスミッションは7速DSGだが、DSG特有のギクシャク感は感じられなかった。前期型でも十分スムーズな加速であるが、マイナーシェンジ後の後期型ではさらにスムーズになっている様に感じる。

全グレード駆動方式はFF(前輪駆動)であるが、ハンドリングは非常にクイックで、ハンドルを切った方向にしっかり追従してくれる。想像していたよりもスポーティな走りが可能である。

105馬力のトレンドラインやコンフォートラインでも非力さは感じられず、150馬力あるハイラインでは十分すぎるパワーと言って良いだろう。高速走行時でも全く不満は感じられない。更に、静粛性と乗りご心地に関してもクラストップレベルで、ロードノイズなどを気にすることなく非常に快適にドライブを楽しむことができる。

また、ハイラインにオプションで装備可能な「アダプティブシャシーコントロール」はワインディングロードで本領を発揮する。この機能は、サスペンションの硬さやステアリング特性を「ノーマル」、「コンフォート」、「スポーツ」の三種類のモードからボタン一つで切替可能で、「スポーツ」を選択すると足回りが引き締まり、ステアリングの遊びも少なくなる。
更に、オプションの「ドライビングプロファイル機能(スイッチ一つでエンジンとシフトのレスポンスを変えることができる)」を使えば、よりスポーティな走りを楽しむことができる。

ノーマルでもクラストップの乗り心地とスポーティさを両立させている車だが、更にスポーティな走りを求めるなら、上記オプションを装備している個体(ハイラインのグレード)を選ぶことをおすすめする。 ちなみにパドルシフトはトレンドライン以外には標準装備されている。

安全性

ユーロNCAP評価を見てましょう。ユーロNCAPとはヨーロッパで実施されている自動車安全テストで、乗員保護、歩行者保護、チャイルドプロテクション、安全支援機能の4種の観点からテストを行い、その結果をもとに得点が付けられます。
Golf Ⅶは乗車保護が94点、チャイルドプロテクションが89点、歩行者保護が65点、安全支援機能が71点で総合評価が星5つの満点でした。

衝突時の安全性に関しては問題ないでしょう。

安全装備に関しては、デュアルフロントエアバッグ、サイドエアバッグ(全席)、運転席ニーエアバッグ、カーテンエアバッグ(全席)、リアIsoFix、ABS、トラクションコントロール、横滑り防止装置等が基本的なものは標準装備されている。

安全支援装備に関しては、疲労や眠気による通常の運転パターンと違う動きを自動で検知し、ディスプレイ表示と警告音でドライバーに知らせる「ドライバー疲労検知システム」や、自動ブレーキシステムである「プリクラッシュブレーキシステム」を全グレード標準装備している。

更にアクティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ブラインドスポットディテクション(後方視覚検知機能)、リアトラフィックアラート(後退時衝突軽減ブレーキ)などがオプションで用意されている。(ハイライン・コンフォートラインは一部標準装備)

 後期型にはTraffic Assist(渋滞時追従支援システム)、対向車が来たら自動でハイビームをオフにするダイナミックライトアシスト、縦列駐車や車庫入れ時のハンドル操作を自動で行うPark Assistがオプションで用意されている。(ハイライン・コンフォートラインは一部標準装備)

前期・後期共に安全支援システムに関しては、かなり充実している。全グレードに衝突軽減ブレーキが標準装備されているのは嬉しいが、アクティブクルーズコントロールや後退時の衝突軽減ブレーキは搭載されていると大変便利なので、なるべく安全支援システムが盛り込まれているコンフォートラインまたはハイラインがオススメである。

ゴルフⅦ の維持費は??
基本維持費(固定維持費)
        
名目 金額(年間維持費) 金額(月間維持費) 内訳
自動車税 30,500円 (118i)
36,000円(116i, 118d, 120i)
50,000円(M135i, M140i)
2,542円 (118i)
3,000円(116i, 118d, 120i)
4,167円(M135i, M140i)
118i:1,498cc
116i, 120i (前期):1,598cc
118d, 120i (後期):1,998cc
M135i, M140i:2,997cc
自動車重量税 16,400円 2,750円 車重1.5t超~2.0t以下 2年間で32,800円
自賠責保険 15,520円 1,300円 24ヵ月契約で31,040円
印紙 1,800円 150円
車検基本料 25,000円 2,100円 2年に一度で50,000円
車検基本点検料+24ヶ月点検+代行手数料
※依頼する業者によって異なります。
合計 89,220円 (118i)
94,720円(116i, 118d, 120i)
108,720円(M135i, M140i)
7,435円 (118i)      
8,900円(116i, 118d, 120i)
9,060円(M135i, M140i)

上の表はゴルフⅦの基本維持費になります。基本維持費とは税金や車検代などその車を所有する以上絶対に支払わなくてはいけない費用のことです。自動車税は二年に一回(原則一括払いだが場合によっては分割も可)で5月までに支払います。また、車検も二年に一回車検代として重量税+自賠責保険+印紙代+車検基本料を支払います(車検代も分割払い可能)。車検にかかる費用の内法定費用(重量税、自賠責保険、印紙代)はどこに車検を頼んでも変わりませんが、車検基本料は車検をお願いする業者によって大きく異なってくるので気をつけましょう(正規ディーラーに頼むとかなり高額です)。

基本維持費は年間換算にすると118iで89,220円、116i・118d・120iで94,720円、M135i・M140iで108,720円です。

また、注意して欲しいのが、上の表の金額は基本維持費の最低金額であって車検時の点検で何か不備が見つかって部品交換をすることになると、追加で交換部品代(整備料金)を支払わなくてはいけません。何も異常がなければ交換部品なしで0円ですが、エンジンオイルやブレーキフルード、オイルフィルター、ブレーキパッドなどの消耗品の交換は必要になってくるので経験上50,000円くらいは交換部品代で車検代に上乗せされます。

変動維持費(※一例です)
 
名目 金額(年間維持費) 金額(月間維持費) 内訳
駐車場代 180,000円 15,000円 月額15,000円×12ヵ月で計算
任意保険 67,000円 5,600円 ・対人対物補償:無制限
・人身損害保険:5000万円
・車両保険:なし
・運転者:本人限定(26歳以上)
・等級:6等級(新規)
・ゴールド免許
ガソリン代 47,100円 3,900円 ・年間走行距離:5000km
・ガソリン代:約160円/L
・燃費:約17km/L
自動車ローン 271,800円 22,650円 ・支払総額:1,700,000円 (1シリーズ中古平均価格)
・頭金:500,000円
・借入金額:1,200,000円
・ボーナス返済額:なし
・年利:5%
・借入期間:5年(60回払い)
合計 565,900円 47,160円

続いてゴルフⅦの変動維持費です。変動維持費とは駐車場代や保険料など車を所有する人の環境や乗り方によって変化する維持費の事です。変動維持費の中で大きな割合を占めるのは駐車代と自動車ローンです。駐車代に関してはピンキリで都内で所有するには15,000円~50,000円で郊外や戸建ての場合0~10,000円といったところでしょう。

自動車ローンに関しては頭金の額やボーナス月の返済額によって月々の支払額が大きく異なってきます。ローンを組まずに一括で購入してしまえばローンは0円ですし、頭金を多く払えばその分月々の返済額は安くなります。上の表は総額170万円の中古の1シリーズ(F20)を頭金に50万円を支払い5年ローン(60回払い)で購入したケースです。

また、任意保険ですが保険会社やプランによって額が異なってきますが、任意保険料の大小を一番大きく左右させるのは”車両保険を付けるか付けないか”です。正直なことを言ってしまうと車両保険は付けるに越したことはありません(新車なら絶対につけます)。しかし、保険は掛け捨て(何も起こらない限り損)であり私の場合はなるべく維持費は安く抑えたいので中古車の場合は(車種によりますが)車両保険を付けないことが多いです。どうしても心配な方はエコノミープランなどの車両保険に加入することをお勧めしま

ゴルフⅦ の故障は??

3代目A3でよくある故障はトランスミッションの故障です。前期型6速DCT(Sトロニック)の故障の頻度はやや高めです。Sトロニックはオートマチックトランスミッションの様に運転できますが、トランスミッションの構造自体はMT同様クラッチを有しており、このクラッチが原因の故障が多く見受けられます。症状としては、そもそもギアに入らない、1速2速で過度なガタつきを感じる、変速時に異音がするなどがあります。トランスミッションの故障は修理費が高額でSトロニックの場合は40万円~程度。A3の中古車を探すときは点検・整備記録に目を通して、クラッチの交換歴があるかを確認しましょう(交換歴がある個体は新しいクラッチが入っているので、故障しにくい)。また、試乗して異音やガタつきがあるかどうかも確認しましょう。後期型になりトランスミッションの信頼性も向上しているので、故障が心配の方は後期型の購入をおすすめします。

トランスミッション以外には大きな故障はあまり聞きません。オイル漏れやエアコン・センサー類の不具合はありますが、A3はフォルクスワーゲンと多くのパーツを共有しており、パーツのタマ数(OEMも含めて)が多くあるのでマイナートラブルの修理はそれほど高額ではありません。
また、ディーラーによっては保証プランなどが用意されているところがあるので、購入時はディーラーに相談しましょう。おすすめは保証付きの認定中古です。

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